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ソウルの「プランクトンの踊り場」
リーディング公演レポート

リーディング公演のポスター

日本現代戯曲ドラマリーディング(韓日演劇交流協議会 主催)のポスター

1月28日、ソウル市の明洞で「プランクトンの踊り場」のドラマリーディングがありました。

翻訳:石川樹里さん、演出:ホン・ヨンウンさん、
出演は現地俳優によるもので、前川もシンポジウムのパネラーとして参加しました。

■前川のブログ「韓国出張(2012.0201)」

以下、別班(野次馬)で観てきた伊勢佳世と浜田信也の感想です。
撮影:盛隆二、森下創。


■浜田
アニョハセヨー!イキウメ劇団員の浜田です。
韓国研修に行きました!
俳優部参加は、盛隆二、伊勢佳世、森下創、加茂杏子、と私、浜田です。
東京とソウルで、毎年交代でやっているリーディングで、
韓国と日本の演劇の、過去、現在、未来について一緒に考えるという企画の一環だそうです。

1月27日に到着。
リーディングの前に僕たちが最初に行きたかったのは大学路(テハンノ)という街です。
ソウル大学の移転後に、残った場所が演劇の街になっているのだそうです。
日本でいうと下北沢の様なところ、と僕は聞いていました。
行ってびっくり、小さなエリアの至る所に劇場があって、その数は大小合わせておよそ100以上とのこと!圧倒されました。
全く知らなかった!

大学路案内図

地下鉄駅にある大学路劇場案内図

■伊勢
とても寒いと聞いていたので、ビクビクしながら寒さ対策を万全にして、いざソウルへ。。。
地下鉄4号線恵化駅を降りて階段を上がると、大学路の舞台案内所、情報センターがあります。
一階はチラシが置いてあって、チケットを選んで購入できる場所で賑やか、二階は戯曲や演劇関係の図書館になっていてみなさん静かに台本を読んでいました。
『ライアー』(レイ・クーニー作 Run for Your Wife)を観劇しました。
お客さんがデート中のカップルばかりでした。
みなさん映画を観に行く感覚で、大学路でデートするのだそうです。
作品の感想は、言葉はわかりませんが役者さんの技術が高く、引き出しをたくさん持っている方々なので、どんどん引き込まれていってしまいました。
当たった演目はこのエリアの劇場を転々としながら何年も上演されるそうです。
「ライアー」はそのなかでもロングランNO.1の公演ということです。
とにかく、役者さんもお客さんも元気が良い!
そこに居るだけで爽快な気分になる舞台でした。

大学路街頭

大学路街頭

■浜田
俳優さんたちの年齢は二十代。僕ら言葉が分からないから、俳優さんの自力がかえってハッキリとわかる様な気がしました。リアクションだけで何が起きているかを想像できる芝居になっていました。大学路ではほかに、『屋根部屋の猫』(韓国TVドラマの演劇化)、『恋愛時代』(野沢尚さんの原作もの)、『リターン・トゥ・ハムレット』(チャン・ジンさん作)、ロングランの創作ミュージカル『パルレ(洗濯)』、など上演されていました。

■伊勢
28日、明洞窟芸術劇場で、「プランクトンの踊り場」リーディング。
心を躍らせて劇場へ行くと、すでにロビーはたくさんの人で溢れていました。
600席くらいの劇場です。お客さんは主に劇団や演劇関係の方、日本語を勉強している方などだそうです。
「プランクトンの踊り場」はたくさんのシーンで構成されている戯曲なので、どうやって伝えていくのだろうと思いました。
いくつかのテーブルをパズルのように使って、様々なシーンを表現していました。
私たちが演っていた時と同じようなところで、韓国のお客さんも笑っていたのに、嬉しさと驚きがありました。自分達も演じた作品なので、ニュアンスまでわかりました。
そして勉強になったのが、リーディングを役者達が体全体を使って、表現をしていたということ。それがとても印象的でした。

明洞芸術劇場

明洞芸術劇場

明洞芸術劇場

■浜田
俳優さんの演じ方、お客さんの反応、自分がやっていた時のことを思い出したりしながら、客席でなんとも不思議な、幸せな感覚になりました。
終演後、演出家さん、翻訳家さんと前川さんとのアフタートークがありました。
僕たちをお客さんに紹介していただける一幕もあり、マイクが回ってきたので日本語で挨拶をしました。
その後は嬉しい事に、俳優さん達の打ち上げに誘ってもらいました。
言葉が通じないし、大丈夫かなと不安もありましたが、結果全然大丈夫でした。
同じ芝居、同じ役をやったということだけを共通言語にして、本当に楽しく、あっという間に時間が過ぎました。
テンションが上がってしまって、気がついたら深夜のすごい時間になっていました。
みなさん、おつかれさまでした!

■伊勢
一番年上のリーダー格の俳優さんが私たちに、
「同じ役をやったのだから、我々はもう家族です」と言って、皆、笑い、
それから片言の英語でたくさんの事を語り合いました。
いつか、一緒の舞台に出たいね!なんて事を言い、良い友達ができました。
本当に楽しかったです。

芸術の殿堂

芸術の殿堂

芸術の殿堂で

■浜田
3日目は「芸術の殿堂」という劇場に行きました。
大学路の手作り感覚の小劇場とは全く違うタイプの立派なホールです。
ヤスミナ・レザ作『大虐殺の神』(邦題『大人は、かく戦えり』)を観劇しました。
言葉以外の要素、立ち姿や表情とかちょっとした仕草とか、そういう所から物語を理解しようと思いました。で、それだけで登場人物の感情をちゃんと追いかけていけるんだなと思いました。
俳優さんがみんなうまいからです。この作品は、ポランスキー監督が映画化してもうすぐ日本でも公開されるそうです。

■伊勢
大学路でやっていたものと比べると、お客さんの年齢は全体的に上で、小さい子供連れの家族も何組か来ており、こんな小さなうちから大人向けの舞台を観るんだな、と少し羨ましく思いました。これもコメディータッチの舞台で、お客さんは大盛り上がりでした。そして、やっぱり役者さん達が体をたくさん使って表現しているのが、印象的でした。

■浜田
リーディング見学にのっかって、舞台関係だけでなく、駆け足でいろんなものを見、そこにいる人と話し、安くてウマいものにありつきました。 今回、右も左も言葉も文字も分からない僕たちに同行して面倒を見てくれていた方がいまして、 ソウル女子大学で日本語の先生をしていた加藤敦子先生という方です。(今は日本の大学で教鞭をとっておられます。)劇団公演をずっと観てくださっていた方で、思い切って今回のガイドをお願いしたんです。演劇だけでなく、文化と歴史、ソウルの市場や路地裏のご飯まで、深い造詣と最新の知識で、丁寧に的確に我々を導いてくれました。 先生、カムサハムニダ!

■伊勢
最後は、先生の教え子さん達に、ホンデの街を案内していただき、地元っ子のような楽しい夜を過ごしました。韓国の方のおもてなしには、脱帽です。。家族や友達をとても大切にして、それが当たり前なことになっていて、日本から来た私達もなんの迷いもなく友人として迎えてくれました。 濃密な4日間でした。

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